きものの雑学

無垢

無垢

「無垢」という言葉には、「けがれがなく純真なこと」や「混ざりものがないこと」という意味があります。そのルーツは仏教にあり、もともとは修行によって煩悩や汚れをすべて削ぎ落とした「清らかな心の境地」を表していました。きものの世界において「無垢」とは、表と裏をまったく同じ色の生地で仕立てた着物のことを指します。婚礼衣装として知られる「白無垢」、略礼装に使われる「色無垢」、カジュアルな「小紋無垢(関西では『引返し下着』とも呼ばれます)」などがあります。また、仏教でお坊さんが身にまとう「袈裟(けさ)」のことも、別名で「無垢衣(むくえ)」と呼ばれています。