きものの雑学

二足のわらじ

二足のわらじ

「二足のわらじを履く」とは、両立しない二つの仕事や役割を同時にこなすことを意味する表現です。この言葉の由来は江戸時代にさかのぼります。
当時、博打うちの中には、博打をしながら役人としても働く人がいました。彼らは、博打をする時には普通のわらじを履き、役人として勤める時には白い鼻緒のついた御用わらじを履き分けていました。このように、取り締まる側と取り締まられる側を兼ねていたことから、「二足のわらじを履く」という表現が生まれたのです。