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『ママ振り』に決める上で必要なこと

登録日:2021.07.10

成人式の準備
 
 
こんにちは。
富山県内に4店舗、地域密着型の着物専門店牛島屋です。
 
お母さんが着たお振袖をお嬢さまも着る『ママ振り』
 
世代を越えて袖を通すことができるのが、きもののいいところ。
ご家族にとってもより思い出での詰まった一枚となります。
 
ママ振りが手元にあるって安心ですよね。
 
 
 
でも以前、ブログで
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過去に“ママ振りがあるから大丈夫“ と安心しきっていて、
成人式の間近に慌ててご相談にいらっしゃった方もおられました。
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とお伝えしたことがあります。
 
★参考ブログ 『高校生の間に振袖選びをするメリット』
 
 
 
そう!ママ振りがあるからといって、安心しきって何にも確認しないでいると、慌てることになるかも😱。。。なんです。
 
大切な記念日。
 
慌てないためにも、余裕をもって点検しておきましょう!
 
 
 
「何をどう確認したらいいの〜?」
 
今回はそんな疑問にお答えするべく、お店で点検しているチェック項目をご紹介いたします。
 
 
 
 
 
 

ママ振りメンテナンスチェックリスト〜♪

 

□お振袖

お嬢様のサイズにあっているか?

 
【丈】
羽織ってみて、床に25センチほど引きずっていれば丁度。
それ以上短い長いの場合は、お直しが必要かもしれません。
 
 
 
 
【裄丈 ゆきたけ】
羽織ってみて胸紐をして手首のぐりぐりぐらいのところであれば丁度。
それ以上短い長いの場合は、お直しが必要かもしれません。
※腕を45度の位置まで上げて長さを確認します。
 
 
 
 
 
【身幅】
上前と下前の重なりが右端から左端まであれば、大丈夫。
それ以上重なりが多い、少ないの場合はお直しが必要かもしれません。
 
 
 
 
 
 

全体の汚れやにおい 目立つシミは大丈夫?

 
長年寝かせてあったことで、美しい光沢にくすみがかかったようになっていたり、樟脳を入れすぎてプンプン匂いがきつかったり、シミがあったり、ほつれがあったり…。
状態によってお見積もりをお伝えさせていただきます。
 
 
 

□ 帯

長さは大丈夫?

 
お母様の時代と比べて今は帯結びのバリエーションが豊富で、対応出来るように長くなっています。
 
 
ママ帯は短いものも結構あり、なおかつ厚みがあり硬いものだとより長さを必要とします。
 
前からはお嬢様のお顔が主役なのに対して、後ろ姿の主役は帯
それほど帯は着物姿において重要な役割を果たします。
 
 
帯が短いとどうしてもシンプルな小さめの形になってしまうのと、お嬢さまの身長や胴回り寸法によっても必要な長さは個人差があります。
あわせて確認させていただきます。
 

ゴワゴワしていない?

 
帯の中の芯が固かったり、保管状態によってはゴワッとしていたりします。
芯を取り替えたり、クリーニングする事で使いやすくなったりもします。
 
 
 

□長襦袢

 
お振袖と同じで汚れ、シミ、匂いの点検が必要です。
 
たまに「お振袖はもう着ることが無いから」と訪問着などの他のきもの用にお袖を短くしてしまっておられる方がいらっしゃって、長襦袢だけが見当たらないという方がいらっしゃいます。
 
お振袖と寸法があっているかの確認も必要です。
 
半衿はついている?
半衿は黄ばんでしまっている場合も。
その場合は半衿だけを新しいものにされるとスッキリときれいに見えます。
 
今は華やかな刺繍衿が人気で、個性を出したいときはオシャレな色柄物がおすすめです。
 
 
 

□小物

重ね衿  

色があうか?確認。
お母様の時とは、少し色使いが変わっていることも。
 
 
今の色使いにされると、垢抜けした着姿になり華やかに!  
二色使いや多色使いのものもありますし、一色追加することでよくなるときもあります。
 
 

帯揚げ  

同じく色があうか?確認。
重ね衿や帯〆の色とのバランスが大事で、全体の雰囲気に合わせてしっくりくるものを選びます。
 
 

帯〆  

同じく色があうか?確認。
飾りのついたものを使うと着姿がグーンと華やかに!  
 
 
帯〆は着姿全体を引き締めます
ママの帯締めは、帯結びの飾り紐に使ってアクセントにすることもできます。
 

バッグ 

劣化してないか?確認。
全体の雰囲気とあっているかも確認。
 
 
 
 
 
ものが入らなかったお母様の頃と比べて、今のバックは容量も多くてデザインも可愛い♡です。
 
 

草履  

劣化してないか?
お嬢さまにサイズが合うか?確認。
 
 
草履の耐久性は素材にも保管状態にもよりますが、15年くらいが目安といわれています。
 
当日履いたらプッツン・底がパッカン・・・(ToT)
なんて事がないように。
 
また、時代とともに進化して鼻緒も太く台も履きやすくなっています
 
バッグはそのままお使いでも、お草履を新調されるかたは多いです。
またバッグとお草履、お揃いのセットものもあります。
 
 

着付けに必要な小物

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肌着、裾よけ(ワンピースの場合不要)、足袋、腰紐3~5本、伊達〆2本、帯板、帯枕、三重紐、衿芯、ストッキング、コーリンベルト、補正用タオル…
が必要となります。
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着るときに必要なものは、お母様のものをそのままお使いいただくことも可能ですが、
 
ゴムがのびてないか?
劣化していないか?
 
確認が必要です。
 
肌着や足袋はお嬢さま用に新調される方が多いです。
 
 
 
 
 
 

まとめ

 
以上のことを点検しながら、
ご一緒にお嬢さまを引き立てるコーディネートをご提案していきます。
 
ママ振りは、小物だけを変えて、コーディネートされるかたが多いのですが中には、身長が10センチ以上も違うなど、お振袖は間に合わなくても帯だけを引き継いでお振袖を選ぶこともできます。
 
 
小物は劣化さえしていなければ、使えるものは使いたいですし、まずはお気軽にご相談をお待ちしています。
 
全〜部、あわせておもちください!
 
 
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ご成人式のお仕度から前撮り写真撮影も、スタッフが真心込めてお手伝いいたします♡
 
 
 
 
 
創業173周年の牛島屋は、お客様に寄り添った接客を日々心掛けております。
 
ぜひご家族皆様でのご来店お待ちいたしております^^
 
 
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